359603
COMFORT BOOTSCUT SELVEDGE DENIM PANTS
◎生地特徴
アメリカのアリゾナコットンを100%使用した12ozビンテージフェースセルビッチデニムを使用しています。織り込み用の縦糸と横糸は両方とも荒ムラ糸を使い、縦糸は糸の芯を白く残す（芯白）為、糸表面を100%ピュアインディゴでロープ染色により濃色に仕上げております。旧式力織機（シャトル織機）を使い、ややローテンションで織り上げました。縦糸と横糸の打ち込み本数はビンテージデニムの打ち込み本数を参考に、出来上がったデニムはとてもビンテージらしいフェースとなっております。アリゾナコットン独特の弾力性があり12ozでも生地のコシが強く、十分な穿き応えがあります。縦糸と横糸のムラは荒くムラピッチが短めで、One Wash後独特のムラ感とザラ感が出ます。穿き心地はアメリカコットン特有のドライタッチ感と、アリゾナコットン特有の弾力性によるコシ感を両方鮮明に感じることができます。夏も含めてオールシーズンに穿ける弱ローテンションセルビッチデニムとなります。産地はもちろん世界最高品質デニムの故郷、日本の岡山です。
◎シルエット特徴
Standard 359 Seriesの中で唯一のブーツカットシルエットとなります。サドルマンの愛称が表す70年代のビンテージ517をシルエットのモチーフにし、ベルトのバックルが良く映えるベストポジションに装着できるように、股上を丁度良い深さに調整しました。深すぎず浅すぎず座った時もベルトのバックルが邪魔にならず、とても穿きやすい股上の作りを実現しています。しゃがむ時、座る時、膝が曲げやすいように膝部分を極端に絞らず、ブーツカットの綺麗なラインを保ちながら機能性も考慮、無理なく負担のない膝幅に仕上げてあります。裾口のフレアーを抑えめの作りとし、現代の審美感覚に合わせております。全体的なバランスが良くブーツカットシルエット独特のおしゃれ感と個性感はこの359603でたっぷりと味わえます。あのフラワームーブの時代に一度お戻りになったらいかがでしょう。
◎色落ち特徴
One Wash後、荒ムラ糸のムラ感とザラ感が全面的に出ており、アリゾナコットン特有の弾力性による細かい凸凹がたくさん出来、色落ちは点落ちから始まり、穿き込むと点落ちが繋がり、荒めの不揃いの縦落ちとなっていきます。生地のコシがしっかりあり、オンスも比較的ライトな為各部のアタリが出やすくなり、全体的な色落ちが格好良い完成型になると期待できます。
◎縫製特徴
各部の色落ちを考慮しパッカリングを良く出す為、各部縫製用の糸番手、運針を計算し変更、調整しております。Vステッチ（三角ステッチ）、シングルステッチ、裾チェーンステッチ、隠しリベット、ベルトループとバックポケットを芯地なしの山高仕様などのビンテージ縫製ディテールをしっかり再現しながら、
バックポケット全面当て布付き補強、フロントポケット口パイピング補強、クロッチリベット部分カン留め補強などのオリジナル縫製ディテールも加えております。縫製強度と経年変化の両方を考慮し、縫製糸は日本製のコアー糸を使用。コアー糸の表面にはアメリカ高級コットンのスピーマコットンを使用しており、新品時の光沢感は高級感を感じさせ、穿き込むとデニムと一緒に色落ちし、徐々にオールドな雰囲気となって行きます。イエロー、オレンジ、金茶、レッドブラウンの四色を部位毎に使い分けており、全てのロック糸も贅沢にこのコアー糸を使用しております。
◎附属品経年変化特徴
・特注THREE KINGDOMS OVERALLS刻印入り真鍮トップボタンは黒色と銅色の二重メッキされており、使い込むと表面の黒色と銅色が順番に剥がれていきボタン本来の真鍮材料による金色が現れてきます。ここから真鍮自身の経年変化が始まり、使い込むと徐々にくすんでいって色合いが深くなります。長年使い込むことで段々と濃いブロンズ色に変化していきます。デニム生地とともに経年変化しとても面白味のあるトップボタンとなります。
・11.4mm無垢銅リベットは使い込むと初めの鮮やかなオレンジの銅色から徐々にくすんで深い紫のような銅色となり、最後は緑色のサビがかかった銅色へと変化していきます。コーティングなしの無垢銅リベットの経年変化は奥ゆき深く楽しめます。
・オリジナル丸型革パッチは防縮加工されたヘア・オン・ハイドの牛革を使用しており、繰り返し洗濯をしても極端に縮むことはありません。着用すると段々表面の毛が取れ、始め少しボンヤリとしていた359の焼印がハッキリと出てきます。デニム生地とともに経年変化を楽しめる革パッチとなります。
Size : 30,31,32,33,34,36
Price : ￥22,800+tax